履歴書の学歴の正しい書き方|入学・卒業年度早見表付き
公開: 2026/07/10 ・ 著者: 与謝秀作
履歴書の学歴の正しい書き方を記入例つきで解説。西暦・和暦の統一、学校名の正式名称、転職は高校卒業から書くなどの基本ルールに加え、生まれ年から入学・卒業年がわかる早見表(西暦・和暦対応)、浪人・中退・大学院の書き方まで紹介します。

公開: 2026/07/10 ・ 著者: 与謝秀作
履歴書の学歴の正しい書き方を記入例つきで解説。西暦・和暦の統一、学校名の正式名称、転職は高校卒業から書くなどの基本ルールに加え、生まれ年から入学・卒業年がわかる早見表(西暦・和暦対応)、浪人・中退・大学院の書き方まで紹介します。

履歴書の学歴欄は、採用担当者があなたの経歴を最初に確認する重要な項目です。書き方の基本を外すと、それだけで「基本的なビジネスマナーが身についていない」という印象を与えかねません。この記事では、履歴書の学歴の正しい書き方を、記入例とあわせてわかりやすく解説します。入学・卒業の年をひと目で確認できる「入学・卒業年度早見表(西暦・和暦対応)」も用意したので、年の記入で迷ったときにご活用ください。
学歴を書き始める前に、履歴書全体で守るべき基本ルールを確認しておきましょう。ここを押さえるだけで、学歴欄の見やすさと正確さが大きく変わります。
入学・卒業の年は、西暦(2020年)と和暦(令和2年)のどちらで書いても構いませんが、履歴書全体で必ず統一します。学歴欄は西暦、職歴欄は和暦のように混在させると、経歴が読み取りにくくなり、確認の手間をかけてしまいます。生年月日欄や職歴欄、資格欄の表記もそろえておきましょう。和暦を使う場合は「令和」「平成」を省略せず正式に書き、「H2」などの略記は避けます。
学歴欄の1行目は、中央に「学歴」と記載します。次の行から実際の学歴を年月順に書き始め、学歴をすべて書き終えたら1行空けて、同じように中央へ「職歴」と見出しを立ててから職歴を続けます。学歴と職歴の境目を明確にすることで、採用担当者が経歴を追いやすくなります。
学校名は略さず正式名称で記載します。「高校」ではなく「高等学校」、公立校は「◯◯県立◯◯高等学校」、私立校は「学校法人◯◯ ◯◯高等学校」のように書くのが正式です。大学は学部・学科・専攻まで正確に記入します。「◯◯大学 △△学部 □□学科」のように、募集要項や卒業証書と同じ表記を確認して書きましょう。
学歴をどの学校から書き始めるかは、新卒か中途採用(転職)かによって変わります。応募する立場に合わせて、書き始める学校を選びましょう。
転職の履歴書では、最終学歴の一つ前、つまり高等学校の卒業から書き始めるのが一般的です。社会人経験がある中途採用では、義務教育である中学校までさかのぼって書く必要はありません。学歴よりも職歴が重視されるため、学歴は簡潔にまとめ、職歴欄を充実させることが大切です。
新卒採用やアルバイトの応募など、社会人経験が浅い場合は、中学校の卒業から書くのが基本です。職歴が少ない分、学歴で経歴を示すことになるため、中学卒業・高校入学・高校卒業・大学入学・大学卒業と、順を追って記載します。高校は入学と卒業の両方を、大学も同様に入学と卒業を記入します。
実際の記入例を見てみましょう。次は、大学卒業の転職者が高等学校卒業から書くケースです。年月は左に、学校名・入学/卒業は右にそろえて記入します。
入学と卒業は必ずセットで書きます。高校を卒業した年と大学に入学した年は同じ年になるのが基本です(浪人した場合を除く)。学部・学科まで書ききれない場合でも、大学名と学部名は省略しないようにしましょう。各項目のより詳しい書き方は、履歴書の書き方完全ガイド|マナー・項目別の正解でも解説しています。
学歴欄で迷いやすいのが、入学・卒業の「年」です。生まれた年から、高校・大学の入学年と卒業年をまとめた早見表を用意しました。浪人・留年・休学などがない、標準的に進学・卒業した場合の年です。自分の生まれ年の行を確認してください。
この早見表は、4月2日から翌年4月1日までに生まれた人を同じ学年として計算しています。そのため、1月1日〜4月1日生まれの「早生まれ」の方は、前年生まれの行を参照してください。たとえば2001年2月生まれの場合は、2000年生まれの行が該当します。なお、和暦へ変換したいときは、令和は「西暦−2018」、平成は「西暦−1988」、昭和は「西暦−1925」で計算できます(2026年なら令和8年)。
学歴には、浪人・留年・中退など、書き方に迷いやすいケースがあります。代表的なパターンの正しい書き方を確認しておきましょう。
浪人や留年をした場合でも、「浪人」「留年」といった言葉を書く必要はありません。入学年と卒業年を事実どおりに記載すれば、結果として在学期間に表れます。あえて理由を書き添える必要はなく、面接で聞かれた際に前向きに説明できるよう準備しておけば十分です。
学校を中途退学した場合は、「◯◯大学 △△学部 □□学科 中途退学」と記載します。空欄にしたり卒業と偽ったりするのは経歴詐称になるため、必ず事実を書きます。差し支えなければ「一身上の都合により中途退学」など、簡潔な理由を添えると印象がやわらぎます。休学していた期間がある場合も、「◯年◯月より◯ヶ月間休学」と正確に記載しましょう。
短大や高専からの編入学は、「◯◯大学 △△学部 □□学科 編入学」と記載します。大学院に進学した場合は、「◯◯大学大学院 △△研究科 □□専攻 修士課程 修了」のように「修了」と書きます(大学院は「卒業」ではなく「修了」です)。専門学校は「◯◯専門学校 △△学科 卒業」と正式名称で記入します。
在学中や卒業後に学校の統廃合・改称があった場合は、在学当時の名称で記載するのが基本です。必要に応じて「(現・◯◯高等学校)」と現在の名称を括弧書きで補足すると、採用担当者が確認しやすくなります。
学歴をすべて書き終えたら、1行空けて「職歴」の見出しを立て、入社・退社を年月順に記載していきます。職歴欄の書き方や、在職中の応募で使う「現在に至る」の表現については、「現在に至る」の書き方|履歴書の正しい意味と使い方で詳しく解説しています。転職用の履歴書全体のフォーマットや記入例を確認したい方は、転職用履歴書の書き方|フォーマット・学歴職歴の正しい記入例もあわせてご覧ください。
履歴書の学歴は、西暦・和暦を全体で統一し、学校名を正式名称で、入学・卒業をセットで正確に書くのが基本です。書き始めは、転職なら高等学校卒業から、新卒・学生なら中学校卒業からが目安です。入学・卒業の年で迷ったら、本記事の早見表で自分の生まれ年を確認しましょう。浪人・留年はあえて書かず、中退や休学は事実を正確に記載します。細部まで整った学歴欄で、書類選考の第一印象を高めてください。

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